むくみの緊急時にはラシックス!利尿剤は女子の必須アイテム

ラシックスの効果・効能について

ラシックスとは、サノフィ社が販売する利尿降圧剤ですが、一般名:フロセミド(Furosemide)、製剤名:フロセミド製剤の商品名です。
サノフィ社から発売された商品名・種類は、ラシックス10mg、20mg、40mg、ラシックス顆粒4%ですが、日本ではいずれも
医師の処方箋が必要となります。

作用機序
簡単に一言で言うと、腎臓に働きかけ、血管内、または血管外に漏れ出た水分を尿中に集め、尿量を増やして排泄することで、むくみ(浮腫)が軽減し、血圧が下がるという作用を示します。

特徴
本剤は、心不全、腎性、肝生浮腫などに幅広く適応できるループ利尿剤です。
糸球体で濾過された尿を「原尿」と言いますが、これは150リットルもあり、そのうち尿細管を経て、不要な物は排泄され、糖分やNa、K、Clなどの電解質は再吸収され、最終的に1%のみが尿として対外へ排泄されます。これらの過程で、ループ利尿薬はNa、K、Clの再吸収を阻害し、水と同様の動きをするNaの再吸収を阻害することで、血圧低下と利尿効果を促進させます。
この、Na再吸収阻害効果は、先に開発された他の利尿薬の中でも群を抜いていることを特徴としています。

効果・効能
利尿効果としては、経口投与してから1時間以内に発現効果を認め、約6時間持続し、24時間後には成分は消失し、蓄積することがないお薬です。
また、腎血流量や糸球体濾過値を上昇させる特徴のため、慢性腎不全患者など腎機能が低下している場合でも、利尿効果が期待出来ます。
浮腫の原因は様々ありますが、心不全の場合は、その多くが左心室の機能低下により起こり、全身に酵素や栄養素を運ぶことが十分にできなくなります。更には、血流が滞ることで、血管周囲に水分が染み出してしまいます。また、腎臓の血流量も低下し、尿量も低下し、体重も増加します。これがいわゆる、むくみ(浮腫)と言われるものの正体です。

副作用
ナトリウム、カリウムの電解質の再吸収阻害効果により、過剰に電解質が排泄されると電解質バランスを崩す場合や、脱水になる危険性を持ちます。夏場などは脱水になりやすいため、またナトリウムの排泄が伴う本剤の服用には注意が必要です。
また、ナトリウムの再吸収阻害により、尿細管での尿酸の再吸収が促進され、尿酸値が上昇します。
また、長期間の本剤の服用では、低カリウム血漿が出現し、インスリン分泌量が低下、更には、インスリンの感受性低下(インスリンの効きが悪くなり、多くインスリンを出さないと血糖値が下降しない状態)が起こると、血糖値が上昇する可能性も含んできます。